役に立たないプロトタイプ工房
未知への好奇心が、 未来をつくる。 Curiosity inspires our futures.
Introduction
一見役に立たないけれど
人の心をインスパイアするプロトタイプをつくる
デザインスタジオです。
科学者の「未知への好奇心」から導き出された
科学的理論・仮説をもとに、
それらが未来を一変させる可能性を空想して、
プロトタイプとして具現化することで、
科学が持つ未来へのポテンシャルを可視化します。
未知への好奇心が、未来をつくる。
その無限の可能性をカタチにすることで、
科学と世界の新しい関係づくりを目指します。
「役に立たないプロトタイプ」をデザインする理由 アインシュタインの「相対性理論」は、 何の役に⽴ったのか?
Background
アインシュタインの相対性理論は発表当時、何の役に立つのかわかりませんでした。それから約100年が経った現在、相対性理論はGPSのズレの補正に応用されています。相対性理論がなければ、GPS衛星は1日に約11kmのズレが生じる計算になります。
アインシュタインは、GPSの開発に役立てるために相対性理論を研究した訳ではありません。科学とは、なにかの課題解決のためだけでなく、科学者の「未知への好奇心」を原動力に研究されることが多いのです。
未来は、誰にも予測できません。未来を一変させるかもしれない新しい理論や仮説も、いまはまだ何の役に立つかわかりません。いまの私たちにわかるのは、その未来への可能性は「未知への好奇心」によって切り拓かれていく、ということだけです。
特にいまの時代は、未来の不透明さが増⼤していると⾔われています。そこで私たちは、⽬先の有⽤性だけに⽬を奪われるのではなく、好奇⼼に従って未来の可能性を創造することが⼤切だと考え、このプロジェクトを発⾜しました。
Method
仮説・空想・具現の3ステップで、科学が持つ未来へのポテンシャルを可視化します。
Useless Prototyping Method
Step 01
Theory 仮説
まず、未知への好奇心から
科学者が導き出した
科学的理論・仮説を選ぶ
サイエンティスト
Step 02
Imagination 空想
次に、基礎科学の仮説が
未来を一変させる可能性を
空想・イメージする
クリエイター
Step 03
Prototyping 具現
そして、空想した未来から
1つのシナリオを
具現化・プロトタイピングする
デザイナー
プロジェクトごとに
最適なチームを
アサイン
ブラックホールの中は、 どうなっているのか?
Project
分野横断的な基礎科学の理論・仮説の中からプロジェクトごとにテーマを選び、プロトタイピングしていきます。
About
理化学研究所「数理創造プログラム」(iTHEMS)は、基礎科学のさまざまな分野の研究者が集まり、「好奇心」を軸に分野横断的に議論し、基礎科学の未知の領域の研究活動を推進する国際研究拠点です。
Project Members
※外部パートナー、プロジェクト参加メンバーは今後も拡大予定です。